■適当講座■
9.花子でCAD  −図形の基礎−
a.図形の名称と特徴 b.図形の各部の名称 c.図形の性質 d.三平方の定理
e.立体の名称と特徴 f.三角関数 g.多面体 h.曲面
i.陰影 j.透視 k.角のn等分法 l.曲線と直線
f.三角関数
角度や辺の長さ、座標などを求めるとき三角関数が必要になります。
経験からいえば、直角三角形に基づく三角関数でこと足りますが、ここでは、知っておいた方がよいものについて紹介します。
 あ)余弦と正弦  い)角度の表し方  う)θの三角関数に変形する公式  え)三角関数への応用

あ) 余弦と正弦
右図のxy平面で原点Oを中心として単位円(半径1の 円を単位円という)上の点Eの座標を考える。
  点Eのx座標は、x = cosθ (余弦)
  点Eのy座標は、y = sinθ (正弦)

ここで単位円の半径をr倍し、憧憬をrとした場合 (r > 09)、xy平面で原点Oを中心とした円上の点Pをを考える。
  点Pのx座標は、x = r cosθ
  点Pのy座標は、y = r sinθ
そこで、以下の式が成り立つ。
    cosθ = x / r  (余弦)
    sinθ = y / r  (正弦)
    tanθ = y / x  (正接)

つまり、覚え方としては、次のようになります。
cosθ(コサイン・シータ、余弦) は、
筆記体のcを描く様にして、分母r、分子xになり、x / r
sinθ(サイン・シータ、正弦) は、
筆記体のsを描く様にして、分母r、分子yになり、y / r
tanθ(タンジェント・シータ、正接) は、
筆記体のtを描く様にして、分母x、分子yになり、y / x

次に特別な直角三角形にsin/cos/tanを当てはめてみる。
sinθ = 1 / (2)1/2
cosθ = 1 / (2)1/2
tanθ = 1 / 1
sinθ = 1 / 2
cosθ = (3)1/2 / 2
tanθ = 1 / (3)1/2
sinθ = (3)1/2 / 2
cosθ = 1 / 2
tanθ = (3)1/2 / 1

次の正方形、正三角形にも応用できます。
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