キヌタハンディクラフト 適当講座 9.花子でCAD  −製図の基礎−
a.製図の概要と目的  b.製図の原理と表現方法  c.製図における図形の表現方法  d.製図と寸法記入
b.製図の原理と表現方法
 あ)概論   い)正投影   う)軸測投影   え)斜投影   お)第三角法   か)三面図/投影図の選択
か)三面図と投影図の選択
すでに説明したように、正投影図で対象物を表現するにあたって、 厳密には図[お)第三角法-第三角法による投影を参照]のように6面全てを描かなければいけませんが、 通常、正面図・平面図・側面図の3つあれば、よほど複雑ま形状でない限り十分です。 そこで、このように3つの正投影図を組み合わせたものを三面図と呼びます。

このとき、正面図はその対象物の最も主要な部分を表現できる投影図を選ぶことが重要です。
このために正面図を特に主投影図といいます。 主投影図を描く際には、出来るだけ機能的な姿勢を選び、 部品の加工や組み付けを配慮した状態で描くことが望ましいです。

また、主投影図以外の投影図を選ぶにあたっては、次の点に注意して選択しなければなりません。

・曖昧さがないように、完全に対象物を規定するのに必要、かつ、十分な投影図数に限ります。

・隠された外形線や稜線(エッジ)を必要としない投影図を選ぶ。

・不要な細部の繰り返しを避ける。

( お)第三角法 )前← ここ( か)三面図と投影図の選択 ) →次( c.図形の表現方法 )
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