■ よく使う関数
※関数をよく使う方は、市販のリファレンスを購入されるといいです。
→例=インプレス「できるポケット 時短の王道 Excel関数全事典 改訂版」。
※関数は、=のあとに小文字で入力しても、ソフト側が関数と判断すれば、大文字にしてくれます。
- SUM(セル番号1:セル番号2,数値) - 数値の合計を求める
上の例では、セル番地1からセル番地2まで範囲と数値の合計を求めます。
数値はセル番地でもいいです。
実際、=sum(と入力し、矢印キーでセル番地1まで移動し、SHIFTキーと矢印キーを同時に押して、セル番地2までの範囲をカコミ、enterキーで範囲指定出来ます。
- ROUND(数値,桁数) - 数値を桁数で四捨五入します。
数値は、セル番号でもいいです。
桁数は、1桁が0で、小数点が1,2,…となり、10の位が-1、100の位が-2と1より大きい位が負の整数になります。
- INT(数値) - 小数点を切り捨てた整数にします。
- MOD(数値、除数) - あまりを求めます。
数値は、セル番号でもいいです。除数は割る数です。
- ABS(数値) - 絶対値を求めます。数値はセル番号でもいいです。
- SQRT(数値) - 平方根を求めます。数値はセル番号でもいいです。
- PI() - 円周率を15桁で出します。
- RADIANS(角度) - 度をラジアンに変換します。rad=度*(PI()/180)。
- DEGREES(角度) - ラジアンを度に変換します。度=rad*(180/PI())。
- SIN(数値) - 正弦を求めます。数値はラジアンです。
- COS(数値) - 余弦を求めます。数値はラジアンです。
- TAN(数値) - 正接を求めます。数値はラジアンです。
- RANDBETWEEN(最小値,最大値) - 最小値以上最大値以下の乱数を発生します。
- RAND() - 0以上1未満の実数の乱数を発生します。
→指定範囲内で乱数を発生させる(整数で)、=INT(RAND()*(2000-10)*10)
式として文字列と日付を連結(前後を&で繋ぐ)するとシリル値になるので、日付にするため次の関数を使っています。
- YEAR(シリアル値) 年月日から年だけ取り出す。シリアル値は、年月日の入っているセル番号でもいいです。
- MONTH(シリアル値) 年月日から月だけ取り出す。シリアル値は、年月日の入っているセル番号でもいいです。
- DAY(シリアル値) 年月日から日だけ取り出す。シリアル値は、年月日の入っているセル番号でもいいです。
- 年月日の実際、
=YEAR(セル番号1)&"/"&RIGHT("00"&MONTH(セル番号1),2)&"/"&RIGHT("00"&DAY(セル番号1),2)
→表示結果、セル番号1が2022/1/5の場合、実行結果は、2022/01/05になります。
※&は文字列などを結合させる。
※"~~"、ダブルクオテーションで囲まれる部分(この場合は~~)を文字と定義しています。
※"(ダブルクオテーション)は半角です。
- LEN(文字列) 文字列の文字数を数えます。文字列はセル番号でいいです。
直接文字列を指定する場合は、文字列を"(ダブルクオテーション)で囲います。
- LEFT(文字列,文字数) 文字列を左から指定した文字数分取り出します。文字列はセル番号でいいです。
直接文字列を指定する場合は、文字列を"(ダブルクオテーション)で囲います。
- RIGHT(文字列,文字数) 文字列を右から指定文字数分取り出します。文字列はセル番号でいいです。
直接文字列を指定する場合は、文字列を"(ダブルクオテーション)で囲います。
- MID(文字列,開始位置,文字数) 文字列を左の開始位置から指定文字数分取り出します。
開始位置は、文字列の左から1,2,3,…となります。文字列はセル番号でいいです。
直接文字列を指定する場合は、文字列を"(ダブルクオテーション)で囲います。
- CODE(文字) 文字のASCII/JISコードを示します(10進数)。文字が文字列の場合、左1文字目のコードを示します。
文字はセル番号でいいです。
直接文字を指定する場合は、文字を"(ダブルクオテーション)で囲います。
→→半角コード表へ
- UNICODE(文字) 文字のUnicodeコードを示します(10進数)。文字が文字列の場合、左1文字目のコードを示します。
文字はセル番号でいいです。
直接文字を指定する場合は、文字を"(ダブルクオテーション)で囲います。
- CHAR(10進数) 10進数から対応する文字を表示します。10進数は、セル番号でもいいです。
16進数で指定したい場合、CHAR(HEX2DEC(16進数))となります。16進数は、セル番号でもいいです。
→→半角コード表へ
- UNICHAR(10進数) 10進数のユニコードに対応する文字を表示します。10進数は、セル番号でもいいです。
16進数で指定したい場合、CHAR(HEX2DEC(16進数))となります。16進数は、セル番号でもいいです。
- UPPER(文字列) 文字列を大文字にします。文字列はセル番号でいいです。
直接文字列を指定する場合は、文字列を"(ダブルクオテーション)で囲います。
- LOWER(文字列) 文字列を小文字にします。文字列はセル番号でいいです。
直接文字列を指定する場合は、文字列を"(ダブルクオテーション)で囲います。
- FIXED(数値,桁数,桁区切り) 数値に桁区切りや小数点を付けた文字列にします。
数値はセル番号でもいいです。
桁数=四捨五入する桁、-2が百の位、-1が10の位、0が1の位、1が0.1の位、2が0.01の位になります。
桁区切りなし= 1 または TRUE を指定します。
桁区切りあり= 省略(カンマから後を) または 0 または FALSE を指定します。
- VALUE(文字列) 文字列を数値にします。文字列はセル番号でもいいです。
※文字列の表現により数値化方法が変わります。
- IF(論理式,真の場合、偽の場合) 論理式が成立する場合、真の場合を実行し、論理式が成立しない場合、偽の場合を実行します。
例 =IF(B4<=10,B4*5+2,B4*5)、セルB4が10より小さければ、セルB4掛ける5プラス2を実行し、そうでない場合は、セルB4掛ける5を実行する。
演算子など
演算子など |
意味 |
使用例 |
$(ダラー) | 固定する | $A$1 or $A1 or A$1 |
"(ダブルクオテーション) | 文字列であることを表す | "123" |
'(シングルクオテーション) | 入力が 文字列であることを示す | '123 or 'abcd |
&(アンパサンド) | 文字列の連結 | "abc"&B4 |
+(プラス) | 加算 | A1+B1 |
-(マイナス) | 減算 | A1-B1 |
*(アスタリスク) | 乗算 | A1*B1 |
/(スラッシュ) | 除算 | A1/B1 |
| 入力が 日付であることを示す | 2022/1/6 |
^(キャレット) | べき乗 | N5^3 |
%(パーセント) | パーセント指定 | 80% |
=(イコール) | 等しい | A1=B1 |
=(イコール) | 入力が 式であることを示す | =A1 or =A1*B2/C5 |
<> | 等しくない | A1<>B1 |
> | より大きい | A1>B1 |
< | より小さい | A1<B1 |
>= | 以上 | A1>=B1 |
<= | 以下 | A1<=B1 |
:(コロン) | セル範囲 | A1:D44 |
,(カンマ) | 複数セル範囲 | A1:D44,A67:D129 |
(半角空白) | セル範囲の共通部分 | A1:B4 B2:D55 |
※式は、関数も含みます。
- VLOOKUP(検索値,検索範囲,列番号,検索方法)、
範囲の下に向かって検索し、検索範囲の該当行の指定列のセルデータを取ってきます。
検索値はセル番号でもいいです。複数行の検索する場合、検索範囲を絶対番地(例 $S$55:$V$120)。
列番号、検索範囲の最初の列が1に右に行くに従って整数が大きくなりす(例 V列の場合 4を指定)。
検索方法-TRUE または 省略 : 検索値以下の最大値を検索する。
検索方法-FALSE : 検索値に一致する値のみ検索する。
- DEC2BIN(数値.桁数) 10進数を2進数にします。文字列になります。数値はセル番号でもいいです。
桁数は1~10の整数を指定でき、省略もでき、その場合最小限の桁数で表示されます。
- DEC2HEX(数値,桁数) 10進数を16進数にします。文字列になります。数値はセル番号でもいいです。
桁数は1~10の整数を指定でき、省略もでき、その場合最小限の桁数で表示されます。
- BIN2DEC(数値) 2進数を10進数にします。データは数値です。
- HEX2DEC(数値) 16進数を10進数にします。データは数値です。
- BASE(数値,基数,桁数) 10進数をn進数にします。文字列になります。数値はセル番号でもいいです。
基数はn進数の n です。桁数は省略できます。
- DECIMAL(数値,基数) n進数を10進数にします。数値はセル番号でもいいです。
基数は、n進数の n です。データは数値になります。
- ISBLANK(セル番号) セルが空どうか調べます。
セルが空なら TRUE を返し、セルに文字数字記号が入っていれ ばFALLSE を返します。
=IF(ISBLANK(セル番号5)=TRUE,"",セル番号5) と =IF(セル番号5="","",セル番号5) は同じ判断になり、
「セル番号5が空なら何も入力しない、セル番地5が空でなければセル番地5のデータを引っ張ってくる」となります。