■適当講座■
9.花子でCAD  −製図の基礎−
a.製図の概要と目的  b.製図の原理と表現方法  c.製図における図形の表現方法  d.製図と寸法記入
a.製図の概要と目的
あ)図面の基本用件  い)図面の構成要素  う)図面の折り方  え)線種と用途  お)尺度
い)図面の構成要素
図面を作成するに用紙は、右図の様式でなければ行けません。(JIS Z 8311 「製図-製図用紙のサイズ及び図面の様式」を参照) 図面の様式

用紙サイズ
製図で用いる用紙の大きさは、A列サイズ(A0〜A4)の中から、 製図すべき図面の情報が明瞭に表現できる、最小の大きさを選択します。 ただし、特に長い紙が必要な場合には、A列サイズの用紙の短辺の整数倍ものを 利用もいいです。
  → 色々な紙サイズについては「花子でDTP」コーナーを参照のこと。
表 製図で使う紙サイズ(単位:mm)
 A列サイズ(第1優先)   特別延長サイズ(第2優先)   例外延長サイズ(第3優先) 
 A0   841x1189       A0x2 
 A0x3 
 1189x1682 
 1189x2523* 
 A1   894x841       A1x3 
 A1x4 
 841x1783 
 841x2378* 
 A2   420x594       A2x3 
 A2x4 
 A2x5 
 594x1261 
 594x1682 
 594x2102 
 A3   297x420   A3x3 
 A3x4 
 420x891 
 420x1189 
 A3x5 
 A3x6 
 A3x7 
 420x1486 
 420x1783 
 420x2080 
 A4   210x297   A4x3 
 A4x4 
 A4x5 
 297x630 
 297x841 
 297x1051 
 A3x6 
 A3x7 
 A3x8 
 A3x9 
 297x1261 
 297x1471 
 297x1682 
 297x1892 

注:*印のついた用紙サイズは取扱上の理由で使用を推奨できない。

輪郭と輪郭線
図面の縁部分から損傷によって図面内容が損なわれないようにし、 図面の内容部分を明確にするために、用紙の周辺に余白輪郭部分を取ります。 輪郭部分と図面内容部分を区分けする線が輪郭線です。 輪郭の幅和、A0及びA1サイズの用紙の場合で最小20mm、A2からA4サイズの場合、 最小10mmがいいです。
なお、図面管理の都合で図面を閉じる場合には、穴開け用の綴じ代として 最小幅20mm(輪郭部分を含む)を設けてよいです。

表題欄
図面番号や図名、企業名など、図面管理のうえで必要な事項や 図面内容に関する定型的な事項を記入するために設ける欄です。 表題欄の位置は用紙の右下に作ります。 記載する具体的内容については、特に規定されていません。
記入例としては、「図面番号」、「図名」、「企業(団体名)」、 「責任者の署名(認印)」、「図面の作成年月日」、「尺度」、「製図に用いた投影法」などです。
なお、表題欄の長さは170mm以下でする必要があります。

中心マーク
図面の利用・管理の際に、複写やマイクロフィルム撮影する際の便宜のために、 図面の各辺の中央にそれぞれ設ける印のことです。 用紙の端から輪郭線の内側約5mmの長さで、0.5mm以上の太さの実線で描きます。

前 (図面の基本用件) ここ(図面の構成要素) 次 (図面の折り方)
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