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■適当講座■
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10.花子で立体図 等角投影図基本

基本2 基本図を描く

まず、等角投影図描く前に各諸元値を確認します。
等角投影図の諸元値の図
図10 等角投影図の諸元値(再表示)

諸元値の確認ができたので、作図に移ります。
ここでは、元の立方体の一辺の長さが20mmだった場合で 立方体を構成する辺の長さと楕円比を計算します。
        一辺の長さ 20mm × 0.8165 = 16.33mm
        X辺 長さ16.3mm 角度30°
        Y辺 長さ16.3mm 角度90°
        Z辺 長さ16.3mm 角度150°
       楕円長軸 20mm x 1 = 20mm
       楕円短軸 20mm x 0.5774 = 11.5mm

次に適当に直線を描きます(図15i)。
花子の菱形や平行四辺形は拡大・縮小・回転で歪みが大きくなるので、直線を使います。
それぞれの直線を図形指定して、図形情報に辺の計算値を入力します(図15ii)。
必要な分の線をコピーします(図15iii)。
等角投影図の骨組み
図15 等角投影図の部品を作る

ファンクションキーを活用して、図形に組み上げます(図16iv)。
その後、面の中心を出す意味で、線を引いて置きます(図16v)。
立体図の組み上げ
図16 立体図の組み上げ

楕円を描きます(図17vi)。
楕円を図形指定状態で、図形情報に幅20.0、高さ11.5を入力します(図17vii)。
その後、楕円の中心を出す意味で、ファンクションキーを利用して、楕円中心からの直線を引きます(図17viii)。
楕円の作成
図17 楕円の作成

楕円と直線をコピーして、60°回転させます。
さらに、60°回転した楕円と直線をコピーして、60°回転させます。
楕円の回転
図18 楕円の回転

その後それぞれの面に楕円をファンクションを使って移動します。
つまり移動元位置は楕円中心(青線の端点)として、面の中心(赤線中点)に移動します(図19ix)。
その後、青線と赤線を消して基本図形の出来上がりです(図19x)。
出来上がりだ!
図19 立体図の完成

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