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3 巻 序章 |
シドが応援しているローズの国、オリアナ王国は派閥争いが激しくなり、年内にも内乱になるだろうと噂されている。 ブシン祭の結果、クレア優勝、アンネローゼ敗退、アイリス棄権、ジミナ失格。 シド、姉の優勝を祝うため、ミツゴシ商会のレストランでディナー、貧乏人コースを頼んだのに最高級コースになっていたのでシド支払いに不安を覚える。 姉にミツゴシ商会会長が友達だと説明しても信じてもらえない。姉はディナーに大満足。2学期の後の秋休みに姉に同伴して無法都市の「血の女王」の退治に行くことを強制される。 帰り、月がいつもより赤く見えた。歩く姉弟は血の臭いを感じ、路地に入っていくと、人を喰らうグール(ゾンビ的吸血鬼)がいた。グールを切っても生きているので、首をはねるクレア。 うわさではローズ王女も悪魔憑きを発症し、クレアも過去に悪魔憑きの兆候が表れたので、グールのようになってもおかしくないと思っているクレアはできるだけ早くシドを一人前にしたいと思ってるようなことを喋っていた。 寮の自室に帰ったシドはベータから定期報告を受ける。 オリアナ王国とイプシロンのこと、アレクサンドリアの研究所では蒸気機関の開発に着手…、聞くふりをして妄想にふけるシド。 報告が終わるとシド「無法都市か……血の臭いだ…」と血の女王の話になり、「伝説の赤き月」とシドが言うとベータが慌て出す。この件はシド(シャドウ)が行うことになる。 無法都市には3本の摩天楼がそびえ立つ。1つは「血の女王」の城で「紅の塔」。 「紅の塔」をめざし無法都市の中心に進むクイントンとゴルドー、塔にたどり着き扉を開けようとすると、ぼろきれをまとった白髪の右肩から先がない鎖に繋がれた男-昔は「白い悪魔」と名乗っていた-があらわれた。 今は番犬なのでお前達を通すわけにはいかない。番犬とクイントンの戦いになり、クイントンが腹を刺され倒れた。 「必ず助けに来るぞ」と言い、逃げ出すゴルドー。家々の扉が開き、出てきた人々に襲われるコルドーだった。 |
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3巻 1 章 | 秋休み、シドと姉、二人で無法都市に入る。 ペットショップの前でペット購入を勧められる。ペットは顔がボコボコのゴルドーだった。 渋る姉にもう一匹見せる商人、それはクイントンだったが、立ち去るシド達。 魔剣士協会の拠点に着くと姉は会議に呼ばれて行った。暇なシドは無法都市を散策するとスリに合うが、 スリ返しをして結構儲かった。 グールが現れて騒ぎになる。弱っていたグールが突然強くなり、人々を襲い出す。 迫ってくるグールをどうしようかと迷うシド。漆黒の服を着たつばの広い帽子の細身の剣士がグールを退治した。 女剣士は、「逃げたほうがいい…」などとつぶやき、「最古のバンパイアハンター、メアリー」と言って、去って行った。 色町に赤いグールが現れ、いつもなら用心棒達がグールを退治していたが、今は、グールに用心棒達がやられて、 若い娼婦のマリーが襲われたかに見えた瞬間、グールが両断された。そこには、漆黒のロングコートを着た魔剣士が現れ、色々つぶやき、シャドーと名乗り消えた。先輩の娼婦がマリーのそばにいて、シャドー犯罪者だと言うが、マリーは違う気がした。 シドがいなくなり、奴隷にでもされていないかと、無法都市でシドを探すクレア。黒髪の死体を見つけ座り込み、シドが殺されたと思い込むクレア。赤髪の女剣士がクレアに声をかけ「メアリー」と名乗り、シドを見かけたというが、弟らしからぬ行動を取っていたので別人ではないかと疑う。 別の情報として、弟が生贄として「紅の塔」に連れて行かれたと思い、メアリーと共に紅の塔に向かうことにした。 崩れそうな家屋についたメアリーとクレア。紅の塔には、家屋の地下に掘った地下トンネルでいくことが出来る。 「赤き月」まで時間があるので、待機するメアリー達。メアリーは、吸血鬼・赤き月のことを話す。 地下トンエルに飛び込むクレア、しかたなく後を追うメアリー。 魔剣士協会の拠点に戻ったシド、姉がいなくて暇なので、仮眠を取る。 無法都市が騒がしくなり、グールが凶暴化した。シドはヴァンパイアイベントが始まるのだと思い紅の塔に向かおうとした。 マリーは外が騒がしいので窓の外を見ると、明け方のはずなのに真夜中のようで、月がとても赤かった。 突然、窓から凶暴化したグールがマリーめがけて襲ってきた。マリーだめかと思ったが、グールが斬り殺された。 マリーの隣には、漆黒のロングコートがいたが、気づくと消え、残響が「逃げろ」と響いた。 外ではロングコートがグールを次々と倒していく。 マリーは荷物をまとめ窓から外へ飛び降りた。 魔剣士協会の拠点にもグールが押し寄せ、戦う魔剣士達、統率がなくなる魔剣士達。 クローディアが「勝手な行動は控えなさい」と声を上げる。 グールを等して血の女王の実力を垣間見る魔剣士達。魔剣士側が不利だと思ったクローディアは剣を抜き、魔剣士達に避難を呼びかけ、時間稼ぎでクローディアがグールの相手をすることにした。 クローディアがバランスを崩し、死を覚悟した瞬間、漆黒のロングコートが舞い降り「漆黒旋」でグールを殲滅させた。 魔剣士達は騒ぎだし、漆黒の魔剣士のつぶやきもあり、クローディアは「赤き月」伝説を思い起こした。 クリムゾンは復活の儀式を始める最高のときを待っていた。 クリムゾンと部下が都市の制圧について話す。都市制圧に反抗するものとして、ユキメ、<ジャガノート、得たいのしれないシャドウの3人だと。 |
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3 巻 2 章 | 紅の塔にグールを倒しながら進み、暴君と妖狐-白銀の狐人、9尾-、ジャガノートとユキメが出会い、戦いが始まる直前、漆黒のロングコートが舞い降り、シャドウ名乗り、気づくと消えていた。 番犬の過去、白い悪魔と言われた殺人鬼でクリムゾンに敗れ、番犬になった。 赤き月になり、自由に獲物を狩ることが出来ると獲物を待つ。 暴君と妖狐が現れたが強すぎるので紅の塔への侵入を許す番犬。 漆黒のロングコートが現れ、余裕で勝てると思った白い悪魔は襲いかかるが、白い悪魔は上下二つに斬られ、自分の足を見ながら上半身が落下した。 ロングコートは、塔の壁を駆け上がり、途中で止まり、壁をぶち破って中に入っていった。そこは宝物庫だった。 ベータ、シャドウに気を遣っていることもあり、塔の地下で書物を調べていた。 壁が破られ、クレアとメアリーが倒れ込んできた。クレアとベータの会話。 クレア、シドを助けに来たというと、666が出しゃばる。 ベータ、吸血鬼と悪魔憑きが元は同じではないかというと、メアリーが怒る。 クレア達が去った後、666を664、665がとがめ、調査を続ける。 ほとんどの吸血鬼は無法都市に向かったが、それでも吸血鬼を退治して塔を進むクレア達。 吸血鬼は心臓を刺され死ぬと灰になった。 塔の途中で暴君-ジャガノート-と遭遇したクレア達、ジャガノートに襲われるクレア。 加勢したメアリーがジャガノートに腹を裂かれる。メアリー、クレアにキスし血を吸うとメアリーの傷が癒え、ジャガノートと戦おうとするが、弾き飛ばされる。ジャガノートがクレアを襲おうとしたとき、ロングコートの男が現れ、ジャガノートを蹴り飛ばし、ジャガノートは塔の壁を破り、塔の外に飛んでいった。 クレアは初めて会ったシャドウに親近感を覚えた。とシャドウは消えていた。 メアリーはクレアに血の女王とメアリーの過去を話す。 吸血鬼が人間狩りをしていた時代、人間が吸血鬼に対抗手段を得て、吸血鬼と人間が共存するようになり、 人間と変わらなくなった吸血鬼の国を血の女王がおさめていた。 女王だけは血の欲求が減退せず、我慢するため、部屋にこもる生活をし、身の回りの世話をする側近としてメアリーとクリムゾンが交代で務めた。赤き月のとき、クリムゾンが血を混ぜた食事を血の女王に渡すと、血の女王は吸血鬼の本能を全開で人々を襲い、4つの国が滅んだ。我に返った血の女王は、自分の行いに絶望し、心臓を刺して死んだが 灰にならず、メアリーは遺体を隠し持つことにした。が3年後クリムゾン一派に女王の遺体を奪われた。 今回の赤き月で、クリムゾン達は血の女王を復活させようとしていると。 クレアは「安息の地」を目指すべきだという。二人は、目的のため行動する。 |