■貨幣コレクション
※お金の雑学=素朴な疑問=「コインの材質にまつわる疑問」(53ページ、Vol.30)の補足など。

● 日本のコイン(現行の流通貨 / Coins are usable as money(JAPAN).) ●
For Showa and Heisei, I will explain it here
名称
Name
材質
Materials
重さ(g)
Weight(g)
直径(mm)
Diameter(mm)
素材比率(‰(per mill))
Material ratio / Other
Y# 74
1円アルミ貨
1 Yen (Aluminum)
Aluminum1.0020 Aluminum1000.
昭和30(1955)年~現在発行.
1955(Syowa 30 nen) - Present.
Y# 71
穴なし5円黄銅貨
Parliament 5 Yen (Brass)
黄銅
Brass
4.0022 Cupper600 - 700 , Zinc400 - 300。
昭和23(1948)年~24(1949)年発行
1948(Syowa 23 nen) , 1949(syowa 24 nen) .
戦後大量に余った薬莢の黄銅を材料に硬貨を作ったと聞いている
Y# 72
5円黄銅貨(楷書体)
Kaisho Lettered 5 Yen(Brass)
黄銅
Brass
3.7522 Cupper600 -700 , Zinc400 - 300.
昭和24(1949)年~昭和33(1958)年.
1949(Syowa 24 nenn) - 1958(Syowa 33 nenn)
3.75g = 1匁(Monme)。5円玉1,000枚で1貫(Kann/3.75kg)。
Y#72a / Y#96.1 / Y#96.2
5円黄銅貨(ゴシック体)
Gothic Lettered 5 Yen(Brass)
黄銅
Brass
3.7522 Cupper600 - 700 , Zinc400 - 300.
Y#72a ; 1959(Syowa 24 nenn) - 1989(Syowa 64 nenn / -7 JAN. ) - Emperor = Hirohito.
Y#96.1 ; 1989(Heisei gan(1) nenn(8 JAN.-)) - Emperor = Akihito.
Y#96.2 ; 1990(Heisei 2 nenn) - Present. - Emperor = Akihito.
3.75g = 1匁(Monme)。5円玉1,000枚で1貫(Kann/3.75kg)。
Y#73
10円青銅貨(ギザあり)
10 Yen (Bronze) Milled edge
青銅
Bronze
4.5023 Cupper950 , Zinc40 , Tin10.
1951(Syowa 26 nenn) - 1958(syowa 33 nenn)
Y#73a / Y#97.1 / Y#97.2
10円青銅貨(ギザなし)
10 Yen (Bronze) Plain edge
青銅
Bronze
4.5023 Cupper950、Zinc40、Tin10。
Y#73a ; 1959(syowa 34 nenn) - 1989(Syowa 64 nenn / - 7 JAN.) - Emperor = Hirohito.
Y#97.1 ; 1989(Heisei gan(1) nenn / 8 JAN.-) - Emperor = Akihito.
Y#97.2 ; 1990(Heisei 2 nenn) - Present. - Emperor = Akihito.
Y#75
菊穴なし50円ニッケル貨
Chrysanthemum 50 Yen(Nickel) , Solid
ニッケル
Nickel
5.5025 Nickel1000.
1955(Syowa 30 nenn) -1958(Syowa 33 nenn)
Y# 76
菊50円ニッケル貨
Chrysanthemum 50 Yen(Nickel) , Holed
ニッケル
Nickel
5.0025 Nickel1000.
1959(Syowa 34 nenn) - 1966(Syowa 41 nenn)
Y# 81 / Y# 101.1 / Y# 101.2
50円白銅貨
50 Yen(Cupper Nickel)
白銅
Cupper Nickel
4.0025 Cupper750 / Nickel250. Y# 81 ; 1967(Syowa 42 nenn) - 1988(Syowa 63 nenn)
Y#101.1 ; 1989(Heisei gan(1) nenn). Y#101.2 ; 1990(Heisei 2 nenn) - Present.
Y# 77
鳳凰100円銀貨
Phoenix 100 Yen(Silver

Silver
4.8022.6 Silver600/Cupper300Zinc100.
1957(Syowa 32 nenn) - 1958(Syowa 33 nenn )
Y# 78
稲100円銀貨
Rice 100 Yen(Silver

Silver
4.8022.6 Silver600/Cupper300Zinc100.
1959(Syowa 34 nenn) - 1966(Syowa 41 nenn )
Y# 82/Y# 98.1/ Y# 98.2
桜100円白銅貨
Cerry Blossom 100 Yen(Cupper Nickel)
白銅
Cupper Nickel
4.8022.6 Cupper750/Nickel250.
Y#82 ; 1967(Syowa 42 nenn) - 1987(Syowa 63 nenn).
Y#101.1 ; 1989(heisei gan(1) nenn).
Y#101.2 ; 1990(heisei 2 nenn) - Present.
Y#87/Y#99.1/Y#99.2
500円白銅貨
500 Yen(Cupper Nickel)
#30333;銅
Cupper Nickel
7.2026.5 Cupper750/Nickel250.
Y#87 ; 1982(Syowa 57 nenn) - 1989(Syowa 63 nenn).
Y#99.1 ; 1989(Heisei gan(1) nenn).
Y#99.2 ; 1990(heisei 2 nenn) - 1999(heisei 11 nenn)
Y#125 500円ニッケル黄銅貨
500 Yen(Nickel brass)
ニッケル黄銅
aNickel Brass
726.5 Cupper720/Zinc200/Nikel80.
2000(Heisei 12 nenn) - Present.
※ ‰ = 千分率。10 ‰ = 約 1 % 。

● コインの材質について(Materials of coins) ●
材質 材質 備考
Gold Au、金
品位1000‰では、柔らかすぎるので硬くするため、”銅”や”銀”を混ぜます。
昭和天皇の在位60年記念100,000円(金1000‰(20g)S61-62(1987))などがあります。
Silver Ag、銀
品位100‰以上なら”銀貨”と表記されるようです。
東京オリンピック記念1000円(銀925‰、銅75‰(20g)S39(1964))などがあります。
Cupper Cu、銅
銅1000‰もありますが、青銅・黄銅・白銅・ニッケル黄銅の主材料になります。
Nickel Ni、ニッケル
白銅、ニッケル黄銅の原料。ニッケル単独の硬貨もある。
旧菊50円穴なし、穴ありとも1000‰。
Aluminium Al、アルミ
アルミニウム
銅より柔らかにので金属の"豆腐"と表現される場合がある。
物資が不足してくるとアルミ貨が増える。
第二次世界大戦後期〜戦後直後は各国でアルミ貨が多く発行されたように見える。
現在の日本では1円アルミ貨(発行S30(1955)〜現在、アルミ1000‰(1g))がある。
Steel 鋼(鋼鉄)
鉄に含まれる炭素(Carbon)量を2%以下に調整したもの。
諸種の成型が可能。熱処理で性質を著しく変化させられる。
それ自体ではさびるので、メッキなどして使う。
ドイツのPENNIG硬貨などの基本材料。
Iron Fe、鉄
鋼以外の鉄なので、鋳鉄のことをいうらしい。
寛永通宝鉄銭や仙台通宝などがある。
また、ヨーロッパでは大戦時、Ironの硬貨が発行された。
Tin Sn、錫
青銅の副材料。
錫の高品位硬貨は本来貨幣にはむかない。
物資が不足して、アルミニウムも足りなくなって、錫が硬貨の主材料になった。
S19(1944)-S21(1946)で10銭、5銭、1銭貨の主材料になった。
例10銭S19(194)年発行65銭錫貨 = 錫930‰、亜鉛70‰(2.40g)
例 1銭錫貨 = 錫500‰、亜鉛500‰(1.3g)
Zinc Zi、亜鉛
黄銅などの副材料。
亜鉛の高品位硬貨は本来貨幣にはむかない。
ヨーロッパ某国では物資が不足して、アルミニウムも足りなくなって、亜鉛硬貨が発行された。

名称 主材料 材料2 材料3 備考
Stainless steel
ステンレス
クロムニッケル さびない鉄という意味。Cr18%-Ni8%含有の18-18ステンエスが有名。
ステンレスはものすごく硬いので切るが大変。工作では黄銅か銅がいい。
外国の硬貨として発行されている。
Bronze
青銅
その他 青銅は古銭にも使われている。
現行の青銅貨は10円硬貨。
Cupper - Nickel
白銅
ニッケル  現在発行中の白銅貨としては、50円硬貨と100円硬貨がある。
Brass
黄銅
亜鉛  合金名は"真鍮”。硬貨の材料名としては”黄銅”。
現在発行中の黄銅貨としては、5円硬貨がある。
外国では『Tombac Brass』という「装飾用黄銅」(Zi=28-35%)もあるようです。
Nickel Brass、
ニッケル黄銅
亜鉛ニッケル 合金名は"洋白(洋銀)”。硬貨の材料名としては”ニッケル黄銅”。
500円ニッケル黄銅貨=Cu72%/Ni8%/Zn20%。
Cupper -
Nickel Zinc
 
Nickel Sliver(?)
亜鉛ニッケル 洋銀(洋白)といわれるもらしい。
ニッケルの含有量が多ければ”洋銀”、少なければ”ニッケル黄銅”と区別しているようです。
不発行10円洋銀硬貨=Cu55-60%/Ni16-18%/Zn22-29%。
Aluminium Bronze
アルミ青銅
アルミ  アルミ青銅にさらにマグネシウムなどを加えると航空機の材料ジュラルミンになる。
アルミ青銅貨は「世界の貨幣コレクション」フランス20サンチーム硬貨がある。
日本では戦中の10銭硬貨(S13(1938)-S15年発行、4g、銅950‰、アルミ50‰)などがある。
Fiber red
Fiber Brown
マグネサイト
炭酸マグネシウムなど 辞書では、Magnesite。カタログではFiber red(Red Fiber)になる。
満州国のコインの材料では色は、レンガ色でした。
Porcelain
陶貨
土(二酸化ケイ素など多数) 日本では、第二次世界大戦末期に金属不足を補うため、試作されましたが終戦を迎え未発行に終わりました。
ドイツでは第一次大戦後の海外への賠償金支払いで国内経済が破綻寸前のなか、マイセン系の陶貨が発行されたらしいですが、世界コインカタログに記載がないので詳細がわかりません。

名称 説明
platedメッキ、張り
Cupper palted steelとあれば、銅メッキ鋼でいいでしょうが、Brass Palted〜ってあれば、『黄銅張り〜』がいいです。
『被覆』にすると、塗料つまり『塗る』意味合いを帯びる『coating/coated』と混同しそうです。
clad圧着、特殊な方法での異種金属の貼り合わせ。
日本語にすると"palted"と意味がかぶるので、日本のカタログでも”クラッド”と表記しています。
bi metallic直訳すると『2種金属』。
中と周辺で違う金属が表面に出るように複数金属を貼り合わせたもの。
カタログではbi meta A center in B ringとあり、中央部A 周辺部Bとなります。
地方自治法施行60周年記念各都道府県500円は、「ハイカラークラッド貨」と日本の貨幣カタログに載っていますが、英語のコインカタログでは、「bi metallic」で、”周囲=ニッケル黄銅、中央部=白銅”となってました。
tri metallic直訳すると『3種金属』。
中と周辺で違う金属が表面に出るように複数金属を貼り合わせたもの。見た目はbi-metalです。
フランスのコイン20 FRANCS KM #1008.2 では、
ring Cu-Al-Ni center , Nickelinner ring . Cu-Al-Ni outer ring.となっていて、
中央Cu-Al-Niでそのリング部分などはNiメッキ(被覆)。周辺部はCu-Al-Ni。
中心は銀色の中少し赤があり、周りは銀色になって、周辺(外側リング)部が赤いです。

● 参照データ;江戸時代の銅銭について ●
古寛永(通宝)、重さ一匁(3.75g)、主成分=Cu。
新寛永(通宝)、重さ七分から八分(2.62 - 3g)、主成分=Cu。
寛永通宝四文銭(真鍮)、重さ一匁四分(5.25g)、成分(明治分析)、Cu=680、Zn=240、Pb=80、他
文久通宝(四文銭)、重さ、九分(3.375g)、成分(明治分析、Cu=831、Pb=112、Sn=32、他
宝永通宝(十文銭)、重さ、深冠=2匁五分(9.375g)、浅冠=2匁3分(8.625g)
天保通宝(百文銭)、重さ、五匁五分(20.625g)、成分(制定)、銅七八、鉛十二、錫十、
成分(明治分析)、Cu=813、Pb=97、Sn=83、他

to Moeny menu ▲Top of this page
Copyright(C) Asaw