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■適当講座■
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10.花子で立体図 数値表を使った作図の例-2軸回転体 − 方法2

各回転体諸元値表の見方について
回転角度は各表の左側になります。
縮み率は、平面図の各長さを1としたときの値になっています。
そこで、立体図の構成要素(線)の長さは、
  平面図寸法 × 縮み率
となります。 実角は下図の通りです。
説明図
図mlg-01 諸元値表の実角について

数値表を使った作図 2軸回転体 − 方法2 例:X-30Y25

方法1はこちら←←←←←

XY回転体やZX回転体は、YZ回転体として描き、その後、編集処理することで、本来のXY(ZX)回転体になります。
X-30Y15の場合は、YZ<>XY変換表を見ます。
XY回転体X回転角-30の行からYZ回転体Z回転角30を記録します。
XY回転体Y回転角15の行からYZ回転体Y回転角-15を記録します。
つまり、Y-15Z30回転体を描き、最後に横にミラーをすればいいです。
YZ回転体諸元値表のY-15から回転角度Z軸30の行の数値を記録します。
    0.4337 176.7度
    0.9847 104.7度
    0.9128 18.4度
    0.9011 / 0.1743 / 0.4084

今、1.000を25mmとして計算します。
    0.4337 x 25 = 10.84 = 10.8mm/176.7度[黄土色直線]
    0.9847 x 25 = 24.62 = 24.6mm/104.7度[黒色直線]
    0.9128 x 25 = 22.82 = 22.8mm/18.4度[茶色直線]
    0.9011 x 25 = 22.53 = 22.5mm(高さ)/25.0mm(幅)[楕円]
    0.9847 x 25 = 4.36 = 4.4mm(高さ)/25.0mm(幅)[楕円]
    0.4084 x 25 = 10.21 = 10.2mm(高さ)/25.0mm(幅)[楕円]

適当に直線3本と楕円3個を描き、図形情報に前記数値を入力します。
楕円は、中心からの垂線を引いておきます(図zz221参照)。

図zz221 基本線、基本楕円

線をコピーしてくみ上げ、立体図にし(図zz222左参照)、 各面の中心を通る線を引きます(図zz222左参照)。

図zz222 基本立体図

各面の通る線の中点に各軸線[直線]をコピーします(図zz223左)。
その後、楕円を面中心に移動します。(図zz223右)。

図zz223 面に楕円を載せる

その後、楕円を回転して面に合わせます(図zz224左)。
残っている楕円も各面中心に移動して(図zz224右)、回転します。

図zz224 各楕円を面に合わせる

余分な線を消して、横にミラーをすれば完成です。図zz225)。

図zz225 X-30Y15回転体の完成

方法1はこちら←←←←←

中心からの垂線、面中心に楕円を合わせる、楕円を回転するなどのテクニックでは、ファンクションキーを多用しております。
これらのテクニックの詳細につきましては、数値表を使わない1軸回転体の作図/2軸回転体の作図を見てください。

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